
天下布武、電波あり。織田信長、楽天モバイルと契約するの巻(第8回/全10回)
第八章 兵糧攻め、されどSPUあり
戦況が動いたのはその翌日であった。武田・上杉・毛利の三軍、示し合わせたように物資の補給路を断ちに来た。安土への街道という街道を封じ、兵糧を運ぶ商人どもを追い返し、城下の市場を閉め、川の渡し場にまで兵を置いた。要するに、兵糧攻めである。
「信長様、米の備蓄があと10日ほどで」
「うむ」
「このままでは」
「うむ。藤吉郎。策はないか」
「私は瞬間的な判断で隙を突くのは得意なんですが、隙間なくゆっくり確実に包囲されていく作戦に弱いんです」
アイデアマンの藤吉郎が悲しい表情を浮かべている。余は藁にもすがる気持ちで光秀の方を向く。
「光秀、何かないか」
「ございます」
「何だ」
「実は」
光秀が懐からスマホを取り出した。操作し、余に画面を向けた。
「楽天ポイントの残高でございます」
「いくらだ」
「387000ポイント」
「38万?」
「はい」
「余のポイントがそれほど」
「信長様のポイントではございません。私のでございます」
余は固まった。光秀は淡々と続けた。
「信長様がショップで大騒ぎをなさっておった頃、私は楽天のサービスを調べておりました。楽天モバイルはもちろん、楽天カード、楽天銀行、楽天証券、楽天トラベル、楽天ペイ、楽天ブックス。順に登録し、SPUの倍率を積み上げておりました」
「SPU?」
「スーパーポイントアッププログラムでございます。使うサービスの数だけ楽天市場の獲得ポイントの倍率が上がる仕組みで」
「知らなんだ。几帳面な奴め」
「おかげで倍率が15倍になりました」
「じゅうご・・・!」
「楽天市場での購入ポイントが15倍でございます。つまり、このポイントがあれば」
光秀は続けた。
「補給路が断たれていても、楽天市場を通じて物資を取り寄せることができます。米、塩、薬、雨具。街道は封じられておりますが、配送網は別でございます」
「届くのか」
「翌日配送の品もございます」
「合戦地帯にも?」
「住所があれば」
「安土城の住所は」
「存じております」
余はしばらく黙った。蘭丸が口元を押さえた。藤吉郎が「うわあ」という顔をした。勝家が、たまにこの箱から女の声がせぬか?と誰かに聞いていた。それはSiriじゃ。余はようやく口を開いた。
「光秀、グッドジョブじゃ」
光秀が小さく笑った。余は初めて光秀の笑顔を見た気がした。
その日、楽天市場からの荷が届き始めた。大量の荷車を見た武田の兵が「なんだあれは」と呆然としたという。補給路を封じても、配送網は別であった。兵糧攻めは3日で瓦解した。蘭丸が荷車を見て言った。
「これからは楽天ブックスでも買い物します」
藤吉郎が言った。
「僕も楽天カード申しこみましたよ。ポイント二重取りできるじゃないですか」
勝家が言った。
「スマホをこすって米俵を呼び出すとは。まるでアラジンと魔法のランプじゃ。光秀殿はすごいのう。わしもさっきから米を出せ!塩もつけろ!と大声で叫んでおるのだが、尻という名の女が、すみません、よくわかりません、と冷たくあしらってくるだけじゃ」
光秀だけが何も言わなかった。ただ、スマホの残高を静かに確認していた。
「まだ19万ある」
余はそれを横から見て、うなずいた。
「次の合戦も頼む」
「合戦のためにポイントを貯めている者はおりません」
余はスマホを掲げた。電波は8本。ポイント残高は19万。兵糧攻めは終わった。


モバイル群雄割拠を生き抜く光秀メモ
SPU(スーパーポイントアップ)とは、楽天グループのサービスを使えば使うほど楽天市場でもらえる楽天ポイントの倍率が増えていくキャンペーンのこと。楽天市場のヘビーユーザーなら楽天モバイルに加入すると絶対お得で兵糧攻めでも安心です。こちらからエントリーしてください。
SPU(スーパーポイントアップ) | キャンペーン・特典 | 楽天モバイル
https://network.mobile.rakuten.co.jp/campaign/spu/