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「小説」の記事一覧

私の書いた小説をご紹介いたします。

短編小説「東京影タンゴ倶楽部」 1(全5回)
(短編小説)東京影タンゴ倶楽部 1(全5回) 第1章御茶ノ水のおしゃれなカフェの窓際に3人の男女が座っている。1人はボブの白いワンピースを着た、日に焼けて快活なモヤち…
短編小説「机とイス」
机とイス 厚い雲に覆われて、陽の射しこむ余地のない空の下。荒れ果てた広い国で、固形物のような、しっかりと、じっくりと、ネットリと、ゆったりと流れている暗い川のそ…
短編小説「桜の精」
桜の精(短編小説) 暗闇に桜が満開である。桜の木の下で2人の男が座っている。桜井は老人で、浴衣を着ている。木造は50くらいの中年で、公園に住みつきそうな格好をし…
短編小説「深夜、コピー機で、自分を」
深夜、コピー機で、自分を(短編小説) 朝の光がまだ窓辺に届かぬ頃、橘悠真はアラームの音で目を覚ました。いつものように無言でそれを止め、いつものように布団をたたみ…
(短編小説)タイタンの存在者 9(最終回)
(短編小説)タイタンの存在者 9(最終回) 9.私はどこへ行くのだろうか私はどこへ行くのだろうか。暗い、冷たい。どこまでも落ちていく落ちていく・・・。今までの現実…
(短編小説)タイタンの存在者 8(全9回)
(短編小説)タイタンの存在者 8(全9回) 8.バイクは高速宙路を走るバイクは高速宙路を走る。中心街を見ると、本当に城が崩れていた。中心街は恐慌をきたしていた。逃…
短編小説「タイタンの存在者」7(全9回)
短編小説「タイタンの存在者」7(全9回) 7.フフフ・・・やっと連絡が取れたね『フフフ・・・やっと連絡が取れたね・・・。私はクロフツだ。地球にいる本人だ。君が聞き…
短編小説「タイタンの存在者」6(全9回)
短編小説「タイタンの存在者」 6(全9回) 6.君の話を聞かせてもらったが「君の話を聞かせてもらったが、私がなぜ王に従わないのか説明してくれないか」「おまえは宇宙…
短編小説「タイタンの存在者」5(全9回)
短編小説「タイタンの存在者」 5(全9回) 5.「神はいると思うか?」「神はいると思うか?」デカルトの突然の一言に、一瞬ミロはたじろいだが、すぐに首を横に振った。…
短編小説「タイタンの存在者」 4(全9回)
短編小説「タイタンの存在者」 4(全9回) 4.城を出て高速道路を城を出て高速道路を最新式の自動車で走る。最新式?50年前に、車両の道路での使用は禁止されたはずだ…
短編小説「タイタンの存在者」 3(全9回)
短編小説「タイタンの存在者」 3(全9回) 3.城を出て中心街を歩く城を出て中心街を歩く。街道はいつもどおりで、百年前にあった小川はもうない。いくらかホッとした。…
短編小説「タイタンの存在者」2(全9回)
短編小説「タイタンの存在者」2(全9回) 2.土星の輪の中に土星の輪の中に光り輝く衛星がある。人類の技術の結晶体、宇宙の開拓地と人は呼ぶ。タイタン!城を離れて小川…
短編小説「タイタンの存在者」第1話(全9話)
短編小説「タイタンの存在者」第1話(全9話) 1.雪が降りはじめた雪が降りはじめた。ここレニンヨークに冬が来ようとしていた。この都市の冬は特に冷える。議事堂関係処…
短編小説「深夜コンビニ、地球を救う」
短編小説「深夜コンビニ、地球を救う」 プロローグ 国道13号線、街灯もまばらな田園地帯に、ぽつんと浮かぶようにコンビニのオレンジ色の看板が灯っていた。深夜3時43分。…
短編小説「就活浮世絵。おれの事故PR」
短編小説「就活浮世絵。おれの事故PR」 第一章:履歴書という名の自画像 おれの自己PR文は、鏡に映った自分を見て「これ誰?」と言うようなものだった。事故PRだ。これが…
短編小説「リアルデビューももう近い!」
短編小説「リアルデビューももう近い!」 食卓で父が新聞を読んでいる。さえない顔色の息子が2階から降りてきて食卓につく。「今日は、早いな」「眠れないんだ。いろいろ…
短編小説「伝説のスイーツ男子!」
短編小説「伝説のスイーツ男子!」 私が以前働いていた小さなショッピングモールのサイトは、個性的な人だらけだった。中でも異彩を放っていたのが、通称「スイーツ男子」…
(短編小説)ぼんやり猫探偵と消えたマタタビ(後編)
(短編小説)ぼんやり猫探偵と消えたマタタビ(後編) 第六章 ムーンライト・ニャンタビ いつもの猫広場。暗闇にほの白い月明かりが差しこみ、ひそひそと猫たちの声が聞…
(短編小説)ぼんやり猫探偵と消えたマタタビ(前編)
(短編小説)ぼんやり猫探偵と消えたマタタビ(前編) 第一章 事件の予感 ある晴れた午後、クロスケはいつものように中学生のハナの膝の上でうたた寝を楽しんでいた。窓…