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楽天イーグルスのオフシーズン情報(2025/11/1〜11/3)

今季は残念ながら4年連続4位という不本意なシーズンとなってしまいましたが、楽天イーグルスの来季に向けての活動はすでに始まっております。本日は楽天モバイルパークでの契約更改を中心にお届けいたします。

2025/11/1

ドラフト4位・大栄捕手、夢の舞台へ力強く前進
東北楽天ゴールデンイーグルスからドラフト4位指名を受けた学法石川高校の大栄利哉捕手(18)が、福島県石川町の同校で楽天スカウト陣の指名あいさつを受けました。愛敬尚史スカウト部長らを前に、「厳しい世界に入るので、しっかり食らいついていく」と緊張感をにじませながらも、プロの舞台での飛躍を誓いました。大栄選手は小学校入学前、兄が始球式を務めた仙台での楽天戦を観戦して以来の筋金入りの楽天ファン。2013年の球団初優勝・日本一も球場外のパブリックビューイングで見届けたといい「あの時の熱気が忘れられない。今度は自分が楽天に恩返しする番」と語りました。強肩と勝負強い打撃が持ち味で、遠投115メートル、さらにU18日本代表にも選出された注目株。「打てるキャッチャーを目指してやってきている。いずれ首位打者を獲りたい」と高らかに宣言し、打てる捕手としての偉業を目標に掲げました。地元福島から羽ばたく18歳。少年時代から憧れた楽天のユニホームをまとい、夢を現実へと変える挑戦がいよいよ始まります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f35497c21be2a7111b1d5e6dada6a4b4e7680e75

坂井陽翔投手、微増で契約更改
坂井陽翔投手(20)が11月1日、契約更改交渉を行い、年俸600万円からわずかにアップでサインしました。「1軍で投げられたのは今後の経験になるし、自分の成長にもなる」と、シーズンを振り返りながら前向きな表情。高卒2年目の今季は2軍で15試合に登板し1勝5敗、防御率6.06。課題の多いシーズンとなりましたが、10月4日の西武戦でプロ初先発を果たし、5回1失点と堂々の投球を披露。勝敗こそつかなかったものの、確かな手応えをつかみました。「同学年の(ロッテの)寺地や木村はシーズンを通して活躍していた。(ソフトバンクの)前田もここで初勝利していた。頑張る一つの理由にはなりました」経験を糧に、飛躍の3年目へ。坂井陽翔選手の挑戦は続きます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c675b0cae390078cc0c80db461c374d11facfae0

日当直喜投手「来年が勝負」
日当直喜投手(20)が11月1日、契約更改交渉を行い、年俸570万円から微増でサイン。高卒2年目の若き右腕は「来年が勝負だと思っている。ちっちゃくまとまりたくはない。1勝できて来年につながると思う」と力強く語り、飛躍の3年目を見据えました。今季は2軍で42試合登板、5勝3敗3セーブ、防御率3.59と安定した成績を残し、ブルペンの一角として存在感を発揮。1軍では10月3日の西武戦で2点ビハインドの9回に登板し、わずか1イニングでプロ初勝利をつかむ劇的な経験もありました。来季に向けては「30登板はしたい。敗戦処理ではなく、同点とか勝ちパターンで投げられたらいい」と意気込みます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eedf1d24b24d6230ada2b6901e3464d0a89d45f7

岸本佑也内野手、育成2年目へ「ケガなく結果を残したい」
育成選手・岸本佑也内野手(18)が11月1日、契約更改を行いました。今季は2軍で7試合に出場し、打率.143、2打点。「今シーズンはキャンプからケガをしてしまいましたが、夏以降試合に出場してヒットを打てたことは良かったです。来シーズンはケガをせずにしっかりと試合に出場して結果を残せるように頑張ります」と球団を通じてコメントしました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb5650330215ffa49d2b7eaadbc1a6790aca529d

大内誠弥投手、微増で契約更改
大内誠弥投手(19)が11月1日、契約更改交渉を行い、今季年俸550万円からの微増でサイン。高卒2年目を終えた右腕は「(シーズン)後半になるにつれて少しずつ良くなっていった。来年に向けていい経験になったかなと思います」と充実の表情。今季は2軍で15試合3勝4敗、防御率4.57。シーズン中盤以降に状態を上げ、1軍デビューも果たしました。6月7日の巨人戦ではプロ初先発で4回無失点の好投。10月3日の西武戦でも5回2失点と安定感あるピッチングを披露しましたが、惜しくも初勝利には届きませんでした。大内投手は来季に向けて「スピードは増えたら増えた分だけいいと思う。とりあえず初勝利。1勝だけで終わらず、何勝もできたらいいなと思う」と意欲を語りました。楽天イーグルスの将来を担う若き先発候補として、2026年シーズンのブレークを目指します。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ed1cd98d4acc08302a42bb029df9d6d25acd596

青野拓海内野手、3年目へ「長打力を磨いて1軍へ」
青野拓海内野手(20)が契約更改。高卒2年目の今季は2軍で80試合、打率.232、26打点。青野選手は球団を通じて「2軍での成績が平均を超えてこないと、1軍に行くことはできないと思うので、そこを目指して来シーズンは覚悟をもってやりたいです」とコメント。「自分は長打を求められていると思うので、そこを重点的に取り組んでいきます。このオフはとにかく身体を大きくすることを目標に頑張ります」と意気込みを語りました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ac9e55c2df008d904f04e064b256a7af0be47d9

陽柏翔選手、現状維持で更改
陽柏翔(ヨウ・ボウシャン)内野手(20)が11月1日、契約更改交渉を行い、年俸550万円の現状維持でサイン。台湾出身の陽選手は、茨城アストロプラネッツから2024年ドラフト6位で入団。今季は2軍で87試合、打率.237、24打点13盗塁と持ち味のスピードを生かしたプレーを見せました。10月3日の西武戦では代打で登場し与座投手からプロ初安打を記録。「ファームで練習したことが、最後に1軍のヒットにつながった」と笑顔。来季に向けては「足を生かして長打を増やす。打率3割と初本塁打を打ちたい」と意欲を見せました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/92f9446a099f1d6a459a3a8aa2e4405b6113cabf

吉野創士選手、40万円増で契約更改
吉野創士外野手(22)が11月1日、契約更改交渉を行い、40万円増の年俸790万円でサイン。高卒4年目の今季は2軍で99試合に出場し打率.250、3本塁打、29打点。終盤には1軍に出場。9月30日のロッテ戦でプロ初安打、10月3日の西武戦ではプロ初打点をマーク。成長の証を刻んだシーズンとなりました。交渉の場では球団から「顔つきが変わったとか、いろいろ成長できたんじゃないか」と言われたとのこと。吉野選手は「4年間プロでやってきたこと、頭一つ抜けていることを見せていけたら」と決意を語りました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0abc03b8eda874cd27d672687e3d2147a9adffb

楽天2位指名・伊藤樹投手、早慶戦で圧巻の投球
東京六大学野球の伝統の一戦・早慶戦が2万2000人の観客を集めて行われ、楽天からドラフト2位指名を受けた早大・伊藤樹投手がドラフト後初登板。堂々たるピッチングで観衆を沸かせました。伊藤投手はカットボールを武器に8回114球8被安打2失点9奪三振の力投。現役最多となるリーグ通算22勝目(5敗)をマーク。「終わりよければ全てよしと、しっかり準備してこの試合に臨めた。何とか勝ちにつなげられて良かった。慶応には負けられない気持ちだけでした」と振り返り、晴れやかな表情を見せました。ドラフト直前は「緊張で眠れない日もあった」と明かした伊藤投手ですが、集大成の舞台では見事に“エースの11番”としての責任を果たしました。「自分の投球を4年間で作り上げてきた。それを出すだけでした。応援してくれる方々、小宮山監督の指導、そして早稲田に育ててもらったおかげでここまで来られた」と感謝の言葉を口にした伊藤投手。杜の都・仙台での新たな挑戦を前に、有終の美を飾りました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f08aba84b1ce173472a3229eb4a31441043ee948

2025/11/2

楽天3位・繁永晟「浅村選手を超えられるような選手に」
ドラフト3位の中大・繁永晟(しげなが・あきら)内野手(22)が11月2日、中大で愛敬尚史スカウト部長らの指名あいさつを受けました。繁永選手は「いい順位で指名して頂き、ありがとうございます。1年目からこの明るさを前面に出して、楽天の日本一のピースになれるように頑張りたい」と力強く意気込みを語りました。中大では主将としてチームをけん引。担当の部坂スカウトは「大卒2000安打を達成してほしい」と大きな期待を寄せ、将来の中軸候補として評価。繁永選手自身も、浅村栄斗選手(大阪桐蔭の先輩)を目標に掲げ、「浅村選手を超えられるような選手になりたい」と決意を示しました。大学野球で培ったキャプテンシーと勝負強さを武器に、楽天の未来を担う新戦力。東北のファンに早くも頼もしい風を感じさせるコメントとなりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e9bfbfbfaa6483a67ee03ad01a3319132feb05b

2025/11/3

青野・陽・吉野の3選手をアジア・ウインターベースボールリーグに派遣
楽天イーグルスは11月3日、「2025アジア・ウインター・ベースボール・リーグ」に青野拓海内野手(20)、陽柏翔(ヨウ・ボウシャン)内野手(20)、吉野創士外野手(22)の3選手を派遣すると発表しました。若手有望株たちが、冬の国際舞台でさらなる成長を目指します。青野選手は「この大会をレベルアップするいい機会とし、今年取り組んできた速いストレートに負けないスイングと、追い込まれてからの粘りというところは継続したいです。また他球団の選手からもいろいろなことを吸収して今後に活かしていきたいです」と意欲を見せました。台湾出身の陽選手は「母国で試合ができることをありがたく思っています。入団してこの1年間で感じた自分に足りないものを補うこと、また自分の長所を伸ばしてレベルアップして帰ってきたいと思っています」と地元でのプレーに胸を躍らせています。吉野選手は「普段と違う環境の中で、しっかり野球と向き合い結果を残すとともに、今年1年取り組んできた成果を出す機会としたいです。そしてプラスαで今後に繋がるものを見つけて日本に戻ってきたいと思い」と語りました。東北の未来を担う3人が、それぞれの課題と成長を胸に台湾の地へ。未来を背負う3選手が、冬の台湾で挑戦の日々を送ります。​​
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6cfbacdc1c714bee82493beca718db0dfc6871f


吉納翼選手、悔しさの中にも確かな手応え
早大出身で2024年ドラフト5位入団の吉納翼外野手(23)がプロ1年目のシーズンを静かに振り返っています。プロ初昇格は9月29日のオリックス戦(京セラD)。3打数無安打2三振と悔しい結果に終わりました。1軍出場はわずか2試合、プロ初安打はお預けとなりました。東邦高では中日の石川昂弥選手とクリーンアップを組み、2年春にセンバツ優勝。早大では主将としてチームを牽引し、大学日本代表にも選出されました。東京六大学リーグでは通算打率.255、13本塁打、52打点。長打力は魅力ながら、プロではミート率の向上が課題に。今季は2軍で95試合に出場し、打率.223、5本塁打、32打点。90三振と粗さも残る一方、逆方向にも長打を放つ潜在能力を示しました。同期にはドラフト1位の宗山塁、4位の江原雅裕らが1軍で結果を出し、「刺激をもらいつつも焦りもある。半々の気持ちでした」と本音を語ります。それでも「一日一日を大切にやってきた。そこは自信を持っている」と前を見据えました。目標は「頼りがいのある選手」課題を見つめ、泥臭く前進する姿勢こそが吉納選手の持ち味。悔しさを糧に、2年目は東北の空で大きく羽ばたく覚悟です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef87fc516b8e4c2452e5882a6910526cb6d7b49d

東北楽天ゴールデンイーグルスはすでに新しいスタートを切りました。契約更改に臨む若手たちの表情には、失意ではなく、確かな希望の色が浮かんでいます。プロ入りからの数年間、2軍での地道な積み重ねが、ようやく芽吹きの季節を迎えつつあるのです。坂井陽翔、日当直喜、大内誠弥といった20歳前後の投手陣が、ひと冬を越えてどれだけ逞しくなれるか。あるいは、青野拓海、吉野創士、陽柏翔といった野手たちが、ウインターベースボールリーグでどれだけ“異国の空気”を吸収して帰ってくるか。その一つ一つが、来季のチーム力を左右する重要なファクターになります。特に注目したいのは、ドラフトで加入する新戦力たちの存在です。福島の星・大栄捕手は「打てる捕手」を目指し、憧れの楽天で夢を現実へと変えようとしています。伊藤樹投手は、大学野球界を代表する右腕として堂々たる投球を披露し、即戦力としての期待がかかります。繁永晟内野手は、浅村栄斗選手を超えることを目標に掲げるなど、早くも頼もしさを感じさせるコメントを残しました。いずれの選手も“東北の新しい物語”の主役候補。彼らが加わることで、楽天イーグルスというチームはより多彩な可能性を手にすることになります。一方で、プロ1年目を終えた吉納翼選手のように、結果が伴わなくても確かな手応えを掴んだ若手もいます。試練の中にこそ、未来を開く鍵がある。吉納選手の「悔しさを糧に」という言葉は、チーム全体の象徴のようにも感じられます。プロの厳しさを知り、それでも前へ進む。その積み重ねこそが、やがて球団を上位へと押し上げる原動力になるのです。東北の冬は長く、厳しい。けれど、その寒さの中で力を蓄えた芽は、春にいっそう鮮やかに咲き誇ります。ファンとして、今は静かにその準備を見守りたい時期です。雪が解けるころ、楽天モバイルパークに新しい光が差すことを信じて。

GO!! EAGLES!!!

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