電話番号はそのまま、スマホ料金を見直す。MNPの仕組みと失敗しない乗り換え方法

スマートフォンの料金を見直したくても、「電話番号が変わると困る」「手続きが難しそう」「今のスマートフォンをそのまま使えるかわからない」といった不安から、乗り換えをためらっている人もいるでしょう。現在は、MNPを利用することで、今使っている電話番号を変えずに携帯電話会社を乗り換えられます。対応する事業者間のオンライン手続きでは、MNP予約番号を自分で取得する必要がない「MNPワンストップ」も利用できます。ただし、電話番号以外のサービスがすべて自動的に引き継がれるわけではありません。料金だけを見て乗り換えると、端末が使えなかったり、家族割引が外れたりする可能性もあります。ここでは、MNPの仕組みと手続きの流れ、乗り換え前に確認したいポイントを紹介します。

MNPなら電話番号を変えずに乗り換えられる

MNPは「Mobile Number Portability」の略で、現在の電話番号を維持したまま、別の携帯電話会社へ乗り換えられる制度です。電話番号が変わらないため、家族や友人、勤務先などへ新しい番号を知らせる必要がありません。銀行やクレジットカード、通販サイト、各種アプリの二段階認証などに登録した電話番号を変更する手間も抑えられます。一方、MNPで引き継がれるのは基本的に電話番号だけです。現在の料金プランやキャリアメール、キャリア決済、ポイント、家族割引などが、そのまま新しい携帯電話会社へ移るわけではありません。電話番号が同じでも契約内容は新しくなるという違いを理解しておくことが、乗り換え後のトラブルを防ぐ第一歩です。

MNPワンストップなら予約番号の取得は不要

従来のMNPでは、現在契約している携帯電話会社から「MNP予約番号」を取得し、その番号を乗り換え先へ伝える必要がありました。MNP予約番号は10桁の番号で、有効期限は取得日を含めて15日間です。乗り換え先によっては、申し込み時点で一定日数以上の有効期限が残っていることを条件としている場合もあります。2023年5月からは、対応事業者間のオンライン手続きで「MNPワンストップ」が利用できるようになりました。転出元と転入先の両方が対応していれば、MNP予約番号を取得せず、乗り換え先のWebサイトから手続きを進められます。ただし、MNPワンストップは基本的にオンライン専用です。どちらかの事業者が対応していない場合や、ショップで手続きする場合は、従来どおりMNP予約番号が必要になります。なお、MNP予約番号を取得しただけでは、現在の契約は解約されません。乗り換え先で回線の開通が完了した時点で、元の回線が自動的に解約されます。先に自分で解約すると電話番号を引き継げなくなる可能性があるため、注意しましょう。

スマホ乗り換えは3つの手順で進める

MNPによる携帯会社の乗り換えは、大きく3つの手順で進みます。

最初に、現在の契約名義、毎月のデータ利用量、通話料金、加入しているオプション、家族割引などを確認します。特に契約名義は重要です。現在の契約者と乗り換え先で契約する人が異なる場合、そのままではMNPを利用できないことがあります。親名義の回線を子ども本人の名義で契約し直したい場合などは、先に現在の携帯電話会社で名義変更が必要になるのが基本です。

次に、乗り換え先へ申し込みます。MNPワンストップを利用する場合は、そのまま乗り換え先のWebサイトから申し込み、利用できない場合は、先にMNP予約番号を取得します。一般的に必要となるのは、本人確認書類、支払い方法、MNP予約番号、利用するスマートフォンなどの情報です。申し込み時には、料金プランや通話オプションに加え、SIMカードとeSIMのどちらを利用するかも選びます。

最後に、SIMカードが届くかeSIMの準備が整ったら、回線の切り替えと初期設定を行います。端末によっては、SIMカードの交換やeSIMのダウンロード、APN設定などが必要です。設定中はモバイル通信が使えない場合があるため、Wi-Fi環境で作業すると安心です。回線切り替えには受付時間が設けられている場合もあるため、仕事や外出の予定がない時間帯に、余裕を持って進めましょう。

キャリアメールやキャリア決済は自動的に移らない

MNPでキャリアメールは自動的に引き継がれません。メール持ち運びサービスを利用できる場合もありますが、申し込み期限や月額料金などの条件があります。銀行、通販サイト、サブスクリプションサービスなどにキャリアメールを登録している場合は、乗り換え前に確認しておきましょう。今後も携帯電話会社を変更する可能性があるなら、Gmailなど、契約先に依存しないメールアドレスへ移しておく方法もあります。キャリア決済で動画や音楽、ゲームなどの料金を支払っている場合も、クレジットカードなど別の支払い方法への変更が必要になることがあります。

家族割引やポイントへの影響も確認する

家族割引や、自宅のインターネット回線とのセット割引を利用している場合、一人が乗り換えることで、残った家族の割引額が変わる可能性があります。本人のスマートフォン料金だけが安くなっても、家族全体の通信費が上がれば、見直しの効果は小さくなります。現在の請求額だけでなく、乗り換え後の家族全体の料金を計算しておきましょう。携帯電話の契約に関連するポイントについても、解約後に継続して利用できるか確認が必要です。会員情報の登録やアカウントの切り替えが必要になることもあるため、保有ポイント、有効期限、継続条件を確認し、必要であれば解約前に使うか、継続のための手続きを済ませておきます。

端末代金が残っていても乗り換えられる

スマートフォンの分割代金が残っていても、MNPによる乗り換えは可能です。多くの場合、乗り換え後も以前の携帯電話会社への分割払いが続きます。新しい携帯電話会社の利用料金と、以前の携帯電話会社への端末代金が別々に請求されることになるため、残額や支払い回数を確認しておきましょう。端末を一定期間後に返却する購入補助プログラムを利用している場合は、乗り換え後もプログラムが継続するのか、いつまでに返却する必要があるのかも確認が必要です。

機種変更する場合はデータ移行を準備する

MNPと同時にスマートフォンを買い替える場合、電話番号は引き継がれますが、写真、連絡先、アプリなどのデータが自動的に移るわけではありません。特に、メッセージアプリ、銀行アプリ、認証アプリ、電子マネー、ゲームなどは、機種変更前の端末で引き継ぎ設定が必要になることがあります。古い端末を初期化したり下取りに出したりする前に、必要なデータが新しい端末へ移っているか確認しましょう。万が一のデータ消失に備えて、クラウドやパソコンへバックアップを作成しておくことも重要です。



乗り換える月の料金に注意する

解約月の料金が日割りにならない携帯電話会社もあります。一方、乗り換え先の初月料金は、日割りや実際のデータ利用量に応じた請求になる場合があります。そのため、乗り換える時期によっては、元の携帯電話会社と新しい携帯電話会社の料金が重なる可能性があります。月末に近い時期に乗り換えると負担を抑えられるケースがありますが、月末ぎりぎりでは、本人確認やSIMカードの配送が翌月にずれ込むかもしれません。現在の契約先と乗り換え先の請求条件を確認し、数日程度の余裕を持って申し込むのが安心です。

料金だけでなく普段の使い方から選ぶ

乗り換え先を選ぶ前に、現在の毎月のデータ利用量と通話料金を確認しましょう。自宅や職場でWi-Fiを使うことが多い人なら、小容量の料金プランで十分かもしれません。動画視聴やテザリングなどでデータ通信を多く使う人は、大容量プランや上限のある従量制プランが向いている可能性があります。通話が多い人は、月額料金だけでなく、通話料やかけ放題オプションも含めて比較する必要があります。また、自宅、勤務先、通勤経路、よく訪れる施設などで利用できるかという通信エリアも重要です。料金が安くても、普段使う場所でつながりにくければ、満足度は下がってしまいます。キャンペーンやポイント還元は魅力的ですが、一時的な特典だけで決めるのは避けたいところです。通常時の月額料金、通話料、必要なオプション、端末代金、家族割引への影響まで含め、乗り換え後の総額で比較しましょう。

MNPで料金を見直すなら楽天モバイルがおすすめ

ここまで紹介した確認事項を踏まえて携帯電話会社を選び直すなら、楽天モバイルへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。楽天モバイルはMNPワンストップに対応しているため、現在の契約先も対応事業者であれば、MNP予約番号を取得せずにオンラインで申し込めます。今使っている電話番号を維持しながら手続きを進められるため、「電話番号は変えたくないが、毎月のスマートフォン料金は見直したい」という人に適しています。

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、毎月のデータ利用量によって料金が自動的に決まる仕組みです。最強家族割を適用した場合、3GBまでは月額880円(税込968円)、3GBを超えて20GBまでは月額1,880円(税込2,068円)、20GBを超えた後は月額2,880円(税込3,168円)でデータ通信を利用できます。あまり使わなかった月は料金を抑えられ、多く使った月は上限額の範囲で利用できるため、月によってデータ利用量が変わる人にも合わせやすい料金体系です。動画視聴やテザリングで20GBを超えることが多い人も、毎月の通信費を把握しやすくなります。ただし、混雑時などには、公平なサービス提供のため速度制御が行われる場合があります。

通話が多い人は、料金プランだけでなく通話方法も確認しておきましょう。「Rakuten Link」アプリを利用した国内通話は無料ですが、一部対象外となる電話番号があります。アプリを使用しない通話には、原則として30秒22円の通話料がかかります。普段どの程度電話をかけるのか、Rakuten Linkを利用できるかまで含めて判断することが大切です。

楽天市場などの楽天グループのサービスを普段から利用している人は、楽天ポイントが貯まる、使えるといった点も含めて検討できます。ただし、ポイント還元やキャンペーンだけで決めるのではなく、現在使っているスマートフォンの対応状況、自宅や勤務先などの通信エリア、家族割引への影響も確認しておきましょう。

現在のデータ利用量と通話料金を確認し、楽天モバイルへ乗り換えた場合の料金を計算してみると、自分に合っているか判断しやすくなります。電話番号を変えずに料金を見直したい人、データ利用量が月によって変わる人、楽天のサービスを日常的に利用している人は、MNPによる楽天モバイルへの乗り換えを具体的に検討してみてはいかがでしょうか。

事前確認を済ませて楽天モバイルへのMNPを検討

MNPを利用すれば、現在の電話番号を変えずに楽天モバイルへ乗り換えられます。現在の契約先もMNPワンストップに対応していれば、MNP予約番号を取得することなく、オンラインで手続きを進めることも可能です。ただし、キャリアメール、ポイント、家族割引などが自動的に引き継がれるわけではなく、現在のスマートフォンが楽天モバイルで利用できるかも事前に確認する必要があります。まずは現在のデータ利用量、通話料金、オプション、家族全体の通信費を確認し、楽天モバイルへ乗り換えた場合の料金と比較してみましょう。あまりデータを使わない月の負担を抑えながら、多く使う月にも対応したい人には、利用量に応じて料金が決まるRakuten最強プランが向いている可能性があります。電話番号をそのまま維持しながらスマートフォン料金を見直したい人は、端末の対応状況や通信エリアを確認したうえで、楽天モバイルへのMNPを検討してみてはいかがでしょうか。



他社から電話番号そのままで乗り換え:MNPお手続き方法
https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/mnp/

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https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001407/

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