10月2日

唐戸市場へ。金曜日、土曜日、日曜日、祝日は「活きいき馬関街」が開催されている。お店の人には活気があり、お客さんも大混雑。お店ごとにズラリと並んだ寿司を注文すると、プラスチックのフードパックに寿司を入れてくれる。別の店で頼んでも同じパックに入れてくれる。外に行き、たくさんの人と共に、海と船を眺めながら食べる。新鮮で美味しかった。でも、直射日光が強く、暑い。

時刻は9時。水族館の開館は10時。時間をつぶすことにする。

旧下関英国領事館にある喫茶店で紅茶を飲む。日本に現存する最古の領事館で、ピーター・ラビットが公式キャラクターだった。ダージリンを飲んだ。とても美味しかった。

下関水族館「海響館」。約550種、約55,000点の展示。思ったよりも素晴らしい施設だった。フグが可愛い。「イルカの見えるレストラン」で水槽の中を泳ぐイルカを眺めながらビールを飲む。イルカのショーはアシカも出演して、とても楽しかった。イルカがボールをパスしながら泳いだり、イルカがアシカにサインを出してパフォーマンスをしたり、旅行中の小学生たちに囲まれて見学。盛り上がった。クラゲのようにも見えるウミウシの仲間をたくさん撮影した。日本で唯一展示されている体長26メートルのシロナガスクジラの本物の全身骨格標本は、とても迫力があった。

昨日に引き続き、瓦そばを食べる。今度は瓦の下に火をつけるタイプではなかったが、同じ味がした。いつかまた食べたい。

お土産屋に行き、TV番組「ザワつく金曜日」での第2回 全国ご当地ポテトチップスNO.1決定戦(2020年8月21日放送)で優勝した「吉田松陰ポテトチップス」を買ってみる。後日、家で食べてみたが、ゆず塩が少し効いていて、少し美味しかった。

行くところがなくなり、北九州市の門司港に船で渡ることにする。あの、武蔵と小次郎の決闘があったといわれる巌流島にも同じ場所から行くことはできたが、特に何もなさそうなのでやめておく。武蔵と小次郎がまだ決闘を続けていたのなら、戦況を確認するために行ってみたかもしれない。巌流島にはバーベキュー場があるらしいので、大勢でバーベキューをしに行くにはいいのかもしれない。おそらくそこでは焼肉や焼きそばをめぐって決闘が今も行われているはずだ。カンモンワーフ近くの船乗り場で400円のチケットを買い、関門連絡船に乗り、5分で対岸に。門司港は、かつての日本の三大貿易港。明治から昭和初期にかけて国際貿易港として大繁栄した時代の歴史的建造物が数多く残されている。穏やかな表情の観光客の人々の和やかな雰囲気が良かった。かつての栄華の名残りの建物を見上げながらゆっくり歩く。

オレンジ色のタイルと八角形の塔屋 が印象的な北九州市旧大阪商船は1917年(大正6年)に竣工。美しい建物だ。

赤煉瓦造りのどっしりとした外見の旧門司税関は1912年(明治45年)3月に竣工。中に入った。1階にある「門司税関広報展示室」では、麻薬や覚醒剤などの不正薬物、ワシントン条約該当物品の密輸手口や禁制品の実物・パネルが展示されていた。 2階は絵画のギャラリーになっていた。

大連友好記念館(旧国際友好記念図書館)が東京駅みたいで綺麗でいいなあと思ったが、調べてみると、竣工は1995年1月なので、レトロではなかった。モデルとなったのは大連市の「東清鉄道汽船会社事務所」で、設計図がなかったため、正面写真だけ使って建てられたようだ。新たなレトロがどんどん生まれていく。

門司港は、バナナの叩き売りの発祥の地。明治時代後期、日本統治下にあった台湾から大量のバナナが輸入される際、地理的に近い門司港がその一大陸揚げ拠点となっていた。当時の船には冷蔵設備がなかったため、輸送中に傷が付いたり、陸揚げ時に熟しすぎてしまったりするバナナがどうしても発生していた。バナナを腐らせる前に急いで現金化しようと、露天商たちが啖呵売りで客を集め、テンポよく安く売りさばいたのが「バナナの叩き売り」の始まりである。

お笑いトリオ「ロバート」の秋山のお父様が経営する焼カレー屋さん「ファンキータイガーアジト」に入る。

平日だったせいか、他にお客様は2組。鮮やかなピンクの外装でポップな雰囲気だ。ここまで息子に乗っかっている店を初めて見た。至る所に息子の写真やポスターが貼られていて動画も流れている。それはそれで親としての愛情表現で微笑ましい。妻が飲み物をこぼしてもお店のスタッフはとても丁寧に優しく接してくれたのでとてもありがたかった。良いお店である。焼きカレーの味はすごく美味しかった。妻はこの店のオリジナルTシャツを買った。帰り間際に、お父様と記念写真を撮る。穏やかでゆったりしていて、とても温厚な雰囲気で、お会いできて良かった。妻は語る。この旅行で一番良かったことは、この記念写真だと。1泊数万円の高級旅館の朝食でも、歴史ある厳島神社の景色でもなく、芸人の父親とのスナップ写真が旅のハイライトになる。人生の正解なんてどこにも転がっていないし、他人の尺度で測る贅沢ほど馬鹿げたものはない。

この日は12942歩、歩いた。