10月4日
死んだように眠る。66歩。
10月5日〜10月9日
不思議なことばかりだ。いろいろなことがあるよ。仕事上で希望の一つが消え失せた。かつてこれほど落ちこんだことがあっただろうか。疲れながら仕事。頑張る必要ないはずだが、なぜかベストを尽くす自分がこわい。仕事というものが趣味の延長ではなく死んだ意味での仕事。世の中の人のイメージする「仕事」をこの年になり初めて体験。「それは幸せなことだよ」と妻は言う。世の中の人は何年も何十年も望まぬ仕事をし続けているようだ。晩年になり、最後の最後でそういう世界を味わえたのか、ここまでたどり着くのが遅かったのか。世界は進み、私は止まる。
「世界終末戦争」の下巻を一気に読む。絶望的な戦場である。極限状態の心情がよく書けている。負ける側も勝つ側も、個人の視点で描かれていて、どちらも不条理で先の読めない現実である。神の視点を持たぬ我々は、このように地上を行きつ戻りつ、混乱した状況の中で、何が正解かもわからぬまま死んでいくのだろうか。
苦しい気分の時、旅行で撮影した写真を眺めた。撮影した私の心は荒んで灰色だ。体もボロボロだ。しかし、そんな私が撮影した写真は鮮やかだ。世界は、しっかりと、鮮やかに、そこにある。「外的要因に引っ張られるな。旅行での雨と同じだ。おまえはおまえ自身の内面に従って動け。どこにいても、何があっても、おまえはおまえだ」と、写真から、声が聞こえる。自分の撮った写真に勇気づけられた。















